プロローグ4 起点

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”あなたでいることがあなたの肩書”
プロップスタイリスト kari (カーリ)です

このサイトを見つけてくださってありがとうございます。

私の体験が、あなたをとおった時
私色mixあなた色にremakeされ、新しい個性を持ってあなたから発信されること 
あなたならではのモノがさらに引き出されるきっかけとなりますように。

願いを込めて手渡します。

この時代は”2つ目の親”に巡り会う場所になるのですが、
私のターニングポイントへ導いてくれる場所でもありました。

大きな決意を持って ”離れる” を決めた場所でもあります。

 

 繋がりが繋いでくれた

社会人体験も、そろそろ初のクリスマスを迎える頃
専門学校時代の仲良し友達で、恒例のホームパーティーをしていた。
(一人暮らし中は何かと友達が集まって、それぞれ違う仕送り前や給料日前に合わせて、お互いに助け合っていたというパーティー内容も含まれています(^^;)
その中に、一足先にスタイリストをしていた親友も居た。

その日、多店舗の大手百貨店のスタイリストが辞めるので新しいスタイリストを探している。
私にそこの仕事をやらないか?と、声をかけてくれた。

”もちろん、やる~~~~♡”

の二つ返事。

後日、早速親友が務めている大手百貨店のスタジオへ挨拶&見学へ。

初めて見る撮影現場。
何もかもが分からなくて、新鮮で、心細くて、でもとにかく今までの枠外っていうことだけは分かった。
基準が違うというか、私の知っている規律・規則・規定みたいなものが見当たらない。

”そこにはそこの規則があるらしい”

ということ。らしい とした漠然の規則みたいなもの。
真っ白の中(ホリゾントスタジオだったので、壁・床が白色でできている)


*写真はイメージです

次から次へ走り回る、と思ったら急に何もすることが無い。
みんなでお茶して雑談してる、みたいな。

「その靴かっこいいね~ どこで買ったの?」

みたいな会話が和やかに繰り広げられていると思ったら、掛け声とともに一気にピリッとしてまた始まる。
そんな雰囲気だった。
その日は確か、着物と洋服の撮影を見学したと思う。
その合間に物撮りをしていたような・・・?この当時、物撮りもモデル撮影も意味わかってないので記憶が薄いw

これだけは覚えている

今までの当たり前が全て壊れた瞬間だった。

新しいモノが好きな私は当然、目の前の新しい世界の虜になり、親友とその上司のお口添えもあって、
そのまま他店舗の大手百貨店の企画宣伝部へ配属となるのでした。
(その百貨店はもちろん現在も全国展開していますが、当時は独立運営していて各店舗ごとに企画宣伝部とスタジオを持っていました)

アパレル企業とは、あっさり9か月で”離れる”ことを決断。

スタイリストへの道 始まり


当時のチラシ表紙 ポスターにもなった写真 右側は紙媒体になる前のポジフイルム こうやって出来上がったポジの中から媒体に使用する写真を選ぶ

何もかもが新しい未知の世界。
次々と紹介いただくが、よくわからず挨拶をするっていう初日。

しばらくして、ようやく周りが見えてきたころ、引継ぎが終わって先のスタイリストさんが退職。
いよいよ、始まった。憧れの職業スタイリスト。

引き継ぎは事務的なものと、仕事の流れや各企画担当者への顔合わせ、百貨店の各売り場へ挨拶回り、当百貨店のイメージなど。

最低でもデザイナー、フォトグラファー、企画担当者で作り上げていくのですが、何がどうなっているのかわからずのまま、仕事は進み、一人になって初めて何から進めればよいのやら??と、その都度、壁に当たりながらも覚えていった。そうとうトンチンカンだったのだろうけど、当時はひたすら「楽しい」の毎日だったから、そんな記憶は一切ない(笑
しかし、ようやく周りが見え始めたころ、この場所で初めて

”クライアントの要望イメージを作る”

という、壁を意識する。
今までは、ひたすら自分の好きをどう表現するかの抜け穴を探していたのですが、

”自分の好きをどこまで出してよいか”

を探すことになる。初めての好きの中の不自由だった。
今までの私は、好き=自由 みたいなイメージで、自分の好きを自由にイメージしていれば良かった。

規則の中で精いっぱい自分の好きを表現する 世界から
規則のない中でクライアントの好きを表現する 世界へ変わっていく。

ここは私の

”専門性の親”

に巡り会った人・場所だった。

すべてはここからのアレンジにすぎない


チラシ見開き モノ(プロップスタイリングの基本)・モデルは切抜き  右側は紙媒体になる前のポジフイルム 

さて、デザイナー、フォトグラファー、企画担当者は複数の担当者で運営していたけど、スタイリストは私一人。
先任者が退職した後は、スタイリングで悩んでも相談できる人が居なかった。
ただ、フォトグラファーはフリーランスで活躍している方が何名も契約していたので、外のスタイリストさんのやり方やフォトグラファーが身に着けているコツなどを教えてもらえた。
毎日プロの仕事を目の前で見せてもらい、一緒に仕事をすることで、物撮り(プロップスタイリング)のコツや撮影のポイント、裏ワザなどをカット数の分だけ覚えていった。
そんな技術と今までのオリジナルを組み合わせて、自分のスタイリングを組み立てられるようになっていった。

百貨店だったので、食品から家具、着物、モデル撮影など売っているものは何でも撮影した。
メイン商品以外に映り込むものも ”店内で売っているもの” という決まりはあるものの、何でも売っているので(そりゃそうだ、百貨店だからww)スタイリングには全く困らなかった。1~2年は。
その媒体を見たお客様から、メイン商品以外の問い合わせもあったので、全て百貨店内のものでスタイリングする決まりがあった。

お得意様用カタログから日々のチラシ、ポスターまでとにかく百貨店から発信されるものはすべてスタイリングさせて貰った。
ポスターなどはじっくり作りこんで1日2カットという日もあれば、セール時期やお中元・お歳暮時期などは何枚ものチラシにぎっしり入っている写真の数だけ撮影するので、モデル撮影を1日100カット近く撮ったり、お歳暮・お中元用のギフトBOXに入った商品を来る日も来る日も撮影している日もあった。
また、お得意様用カタログなどは高級感&特別感を出すためにハウススタジオを借りて1日ロケ撮影をする日というもあった。

 

世の中にあるモノはほとんど揃っていたので、それぞれに撮影方法があり、”こんな工夫をして撮ってるの~” とか ”こんな細かいところにまで気を使って撮るんだ~” とか、今では当たり前になっていること全てをここで学んだ。
*ここで学んだ撮影の裏話&裏ワザを集めて裏ブログへアップしていきますのでそちらも是非読んでくださいね!

いつしか、その百貨店のイメージに沿うモデル選びやスタイリングのコツを身に着けていった。
夏のイメージを作るとき、いまだに、赤を選びづらいのもこの時のイメージが強いかもしれませんww(クライアントさんは夏の媒体に赤が入るのを好まなかったのです~ ”夏は青だろ” みたいな感じでした・・)
最初に入ったイメージって払拭しにくいんですね~(^_^;

のちに、何でも撮らせてもらったここでの撮影経験と体験が基礎と自信の源になっていることに気づくのです。

楽しいから物足りないへ


チラシ見開き  モノ(プロップスタイリングの基本)食品・チラシ中央のバレンタインブーケや赤色のポジはリボンから手作りしていた   

ここでは3年間お世話になったのですが、百貨店の1年間は大体のサイクルが決まっていて、ほぼ同時期にセールや企画が回っている。
1年目は「とにかく仕事を覚える」2年目は「あっ、去年やったあの企画ね」と少し余裕が出てくる。

そして3年目、いよいよ同じことの繰り返しに飽きてきて自分を出したくなってくる。
何かと、アレンジしては ”どこまで自分を出して大丈夫かな~” みたいなことにチャレンジしていた。

たとえば、テーマ「子どもの日」のモデル撮影で店内で借りてきた帽子に生花を兜のようにアレンジして取り付けたり(この帽子、因みに売り物。もちろん返却する。なのでこの頃になると傷つけないようにアレンジするコツも身に着けていた)、ゴルフボールでイヤリングを作ってモデル撮影に使ったり、リボンと生花で百貨店イメージを作ったりなどなど。
今から思うと ”別に~” って感じなんだけど、その百貨店は老舗に入るので上品&高級なイメージを大切にしていた(夏は青だろ って決まっているくらいなのでw)
だから、雑誌のような撮影方法や組み合わせをすると、トップから電話が入ってスタジオの責任者は呼び出しされるっていうことが起こる(@_@。
責任者には迷惑かけたくないけど、自分がやりたいことをやってみたいっていう気持ちも沸々と湧いてくる。
好きなことを試せそうな媒体も分かってくるので、担当デザイナーと組んでギリギリの路線を出したりしていた(ここでも自分をだすことをメゲナイ・・・w)

そんなことをしているうちに

貸出のために外のお店を探してみたい

という思いが強くなる。
小学生のころ漫画で読んだあのシーン(詳しくはプロローグ1をご覧くださいね)

”店内の商品だけでスタイリングするなんて、本当のスタイリストじゃない”
外に出て(フリーランスになって)試してみたいという思いが強くなっていく。

自分の思いに正直に進みたかった。
行先も決めず、何から始めればよいかもわからないまま、まずは

”離れる” だった。

 

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